2011年10月~12月の「先得」「旅割」など割引航空券の傾向は?
2011年8月 1日(月)
搭乗日の28日前までに予約・購入する条件で大きな割引となるJAL先得割引・ANA旅割。
45日前までに予約・購入する条件でさらに大きな割引となるJALスーパー先得・ANAスーパー旅割。
これらの早期購入型割引運賃もすっかり定着して、国内航空券は早期に購入するほどお得というイメージも一般化したようです。
JAL・ANA両社は8月1日(月)午前9:30から、これら割引運賃の10月~12月搭乗分の先行一斉予約を開始しました。(JAL先得割引・ANA旅割は10月1日~12月28日搭乗分、JALスーパー先得・ANAスーパー旅割は10月1日~12月22日搭乗分が対象となります。)
秋から初冬の旅行の「足」をがっちり確保するチャンスです。何故なら、通常の航空券の予約は搭乗日の2ヶ月前からなので、例えば普通運賃ではまだ予約できない期間でも、これらの運賃なら今すぐ予約できて「先手必勝」というわけです。しかも価格は普通運賃や往復割引に比較して最大76%も割引(スーパー先得・スーパー旅割の例)とたいへんおトクな設定なので、この「るるぶトラベル」ならではの傾向分析を参考に、是非ご利用ください。
<1.設定路線や設定日について>
先得や旅割の割引率は、需要を睨みながら航空会社がその都度設定します。当然、他の商品と同じように高需要便は高く、低需要便は安くして少しでも席を埋めたいのが本音でしょう。
ですから、同じ日の同じ区間でも、早朝発などの便は安く、朝8~10時頃発の混み合う便は高くなり、場合によっては、安く設定しなくても売れると判断して割引運賃の設定そのものがない日付や便もあります。特に割引の大きいスーパー先得・スーパー旅割は、最初から設定のない路線があります。
また、これらの運賃には設定座席数に便ごとの上限があり、席は空いていてもこれらの運賃では予約できなくなることがあります。
JAL先得割引・ANA旅割は、同じ日の同じ便でも運賃が2段階設定となっていて、低価格の「タイプB」が売り切れると、多少価格の上がる「タイプA」に移行します。これは残り座席を睨みながら少しでも多くの席を早目の予約で確定したいという航空会社の思惑によります。しかし、ユーザーから見れば、多少値段は上がっても予約しやすくなったという点で歓迎されているようです。
尚、JALスーパー先得・ANAスーパー旅割には、2段階設定の運賃はありません。特に混雑時はこの傾向が強く、これが「売り切れ御免の早い者勝ち」と言われる所以です。売り切れたらそれまでですので、早目のご予約をお奨めします。
<2.割引率について>
今回予約開始となった期間の「最大割引率」を見てみると、
| 2011年 | 2010年(参考) | |||||||
| 購入時期 | 券種 | 10月 | 11月 | 12月 | 10月 | 11月 | 12月 | |
| 28日前まで | JAL先得割引タイプB | 68% | 69% | 69% | 70% | 70% | 70% | |
| ANA旅割タイプB | 68% | 69% | 69% | 70% | 70% | 70% | ||
| 45日前まで | JALスーパー先得 | 76% | 76% | 76% | 71% | 71% | 71% | |
| ANAスーパー旅割 | 76% | 76% | 76% | 71% | 71% | 71% | ||
となっていて、今回はJALとANAで完全に一致していることが判ります。これは東日本大震災後に落ち込んだ観光需要を喚起する意味で無駄な運賃競争を避けたと見ることもできます。
参考までに昨年2010年の同期間に比較すると28日前までの購入券種では昨年より微妙に割引率が低くなりましたが(1~2%)、45日前までの購入券種は逆に5%もさらに安くなっていることに気づきます。これも、1日でも早い予約を促進して受注の核としたい航空会社の意図が強く表われたものではないでしょうか。
上の数字を見ても判るように、同じ航空会社、同じ路線では間違いなくスーパー○○のほうが安いので、旅行の予定が早目に決まっている場合は45日前までにスーパー○○で予約するのがお得です。この傾向は上表でも判るように、昨年よりその傾向がより強くなっています。
<3.メリットあればデメリットあり>
さて、ここまでは割引運賃のメリットばかり紹介してきましたが、物事には必ず表と裏があるものです。メリットは言うまでもなく「安い!」ことですが、デメリットとは?? いろいろなリスクはあるけど安いということに納得の方にはおススメ!というのがこれらの運賃であることを理解しておきましょう。
デメリット①
予約内容の変更ができません。具体的には、日付、便名、他の運賃への変更が不可です。変更したい場合は一旦取り消して(取消料が掛かります)新たに取り直す必要があります。(その時点で変更先に設定残があるかどうかは保証の限りにあらず。) ですから、今後変更になる可能性が高い場合はこれらの割引運賃で予約するとかえって面倒なことになる場合があります。
デメリット②
予約を取り消す場合の取消料が運賃額の約50%と普通運賃などに比べて高額です。
デメリット③
実際の設定席数がわかりません。特に大きな団体客が入っているような便だと、混雑する時期でもないのに早めに予約しようとしたのにもう売り切れ、なんてこともあり得ます。
<4.まとめ>
これらの特徴をご理解のうえ、自分の予定にあった券種を有効に割引運賃を活用すれば、お財布にやさしい旅を満喫できること請け合いです。
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