2011年7月~9月の「先得」「旅割」など割引航空券の傾向は?
2011年5月 2日(月)
搭乗日の28日前までに予約・購入する条件で大きな割引となるJAL先得割引・ANA旅割。
45日前までに予約・購入する条件でさらに大きな割引となるJALスーパー先得・ANAスーパー旅割。
これらの早期購入型割引運賃もすっかり定着して、国内航空券は早期に購入するほどお得というイメージも一般化したようです。
JAL・ANA両社は5月1日(月)午前9:30から、これら割引運賃の7月1日~9月30日搭乗分の先行一斉予約を開始しました。今回の発売期間は「海の日の3連休」や「夏休み」が含まれますので、早期予約で足をがっちり確保するチャンスです。
通常の航空券の予約は搭乗日の2ヶ月前からなので、例えば普通運賃ではまだ予約できない期間でも、これらの運賃なら今すぐ予約できて「先手必勝」というわけです。
両社の航空券を取り扱う「るるぶトラベル」ならではの傾向分析をお届けします。ご旅行の参考にして下さい。
<1.設定路線や設定日について>
先得や旅割の割引率は、需要を睨みながら航空会社がその都度設定します。当然、他の商品と同じように高需要便は高く、低需要便は安くして少しでも席を埋めたいのが本音でしょう。ですから、同じ日の同じ区間でも、早朝発などの便は安く、朝8~10時頃発の混み合う便は高くなり、場合によっては、安く設定しなくても売れると判断して割引運賃の設定そのものがない日付や便もあります。特に割引の大きいスーパー先得・スーパー旅割は、最初から
設定のない路線があります。
また、これらの運賃には設定座席数に便ごとの上限があり、席は空いていてもこれらの運賃では予約できなくなることがあります。特に混雑時はこの傾向が強く、これが「売り切れ御免の早い者勝ち」と言われる所以です。
今回は特筆すべ変更点があります。JAL先得割引・ANA旅割とも、同じ日の同じ便でも運賃が2段階設定となり、低価格の「B」が売り切れると、多少価格の上がる「A」に移行するようになりました。これは残り座席を睨みながら少しでも多くの席を早目の予約で確定したいという航空会社の思惑によりますが、ユーザーから見れば、今までなら28日以上前でも売り切れとなっていた席が、多少値段は上がっても設定席数の増加により予約しやすくなったという点で歓迎される措置でしょう。ますますJAL先得割引・ANA旅割の利用価値が上がる結果となるのではないでしょうか。
尚、JALスーパー先得・ANAスーパー旅割はこれまでどおりの設定で、2段階設定の運賃はありません。
<2.割引率について>
今回予約開始となった期間の「最大割引率」を見てみると、
| 2011年 | 参考・2010年 | ||||||
| 7月 | 8月 | 9月 | 7月 | 8月 | 9月 | ||
| JAL先得割引 | 63% | 63% | 63% | 71% | 70% | 71% | |
| ANA旅割 | 64% | 66% | 68% | 71% | 70% | 71% | |
| 7月 | 8月 | 9月 | 7月 | 8月 | 9月 | ||
| JALスーパー先得 | 68% | 67% | 71% | 74% | 74% | 73% | |
| ANAスーパー旅割 | 68% | 67% | 71% | 74% | 74% | 73% | |
となっていて、JAL先得割引とANA旅割には微妙な違いがあることが判ります。スーパー先得とスーパー旅割は同率で並びました。
参考までに昨年2010年の同期間に比較すると設定額が多少高くなっていることに気づきます。これにはいろいろな要因が考えられますが、他にも割引運賃の設定が拡大したこと(例えばANAの「週末割引」など)により、全体の割引を年間で同レベルとするための措置と推測されます。
上の数字を見ても判るように、同じ航空会社、同じ路線では間違いなくスーパー○○のほうが安いので、旅行の予定が早目に決まっている場合は45日前までにスーパー○○で予約するのがお得です。
<3.メリットあればデメリットあり>
さて、ここまでは割引運賃のメリットばかり紹介してきましたが、物事には必ず表と裏があるものです。メリットは言うまでもなく「安い!」ことですが、デメリットとは?? いろいろなリスクはあるけど安いということに納得の方にはおススメ!というのがこれらの運賃であることを理解しておきましょう。
デメリット①
予約内容の変更ができません。具体的には、日付、便名、他の運賃への変更が不可です。変更したい場合は一旦取り消して(取消料が掛かります)新たに取り直す必要があります。(その時点で変更先に設定残があるかどうかは保証の限りにあらず。) ですから、今後変更になる可能性が高い場合はこれらの割引運賃で予約するとかえって面倒なことになる場合があります。
デメリット②
予約を取り消す場合の取消料が運賃額の約50%と高額です。
デメリット③
実際の設定席数がわかりません。特に大きな団体客が入っているような便だと、混雑する時期でもないのに早めに予約しようとしたのにもう売り切れ、なんてこともあり得ます。
<まとめ>
これらの特徴をご理解のうえ、有効に割引運賃を活用すれば、お財布にやさしい旅を満喫できること請け合いです。
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